BtoB企業とは、ほかの企業に商品やサービスを提供する会社です。TikTokを使うか検討するときは、顧客の担当者が動画を見るか、自社の技術や仕事内容を動画で説明できるかを確認します。
この記事では、TikTokを使うための判断基準と、仕事を紹介する動画の例を説明します。検索で読まれる記事や商談用の動画とも比較し、自社に合う方法を選びましょう。
最初に知っておきたい用語
- BtoB(ビートゥービー):企業が企業へ商品やサービスを売る事業のことです。
- 商談:依頼内容や条件を、取引を検討する相手と話し合うことです。
- 小ロット:少ない数量で作ることです。
依頼する企業の担当者がTikTokを使うか聞いてみる
「見てほしいのは製造業の購買担当者です」と決めるだけでは、届く見込みを確認したことになりません。直近の新規商談を振り返り、顧客側の担当者の職種、あなたの会社を知った経路、発注前に調べたことを記録します。商談中に、仕事の情報を得るために使うSNSと、参考にした動画の有無も聞いてください。
営業担当者に聞くだけでなく、問い合わせのきっかけを記録した資料や、顧客への聞き取りでも確認します。年齢だけでTikTokを使っていると判断しないようにしましょう。
| 営業で確かめること | 聞く質問の例 |
|---|---|
| 会社を知ったきっかけ | 「最初に当社を知ったのは、検索・紹介・SNSのどれでしたか?」 |
| 調べるときに使う媒体 | 「仕事の情報を調べるために使うSNSはありますか?」 |
| 発注前の疑問 | 「依頼する前に、何を確認したいですか?」 |
| 依頼する仕事の条件 | 案件の材質、数量、地域、納期などを確認する。 |
聞き取りが少ない段階では、利用者の割合まで言い切れません。ただ、少なくとも「誰に届くか分からないまま、長期契約をする」状況は避けられます。採用が目的なら、購買担当者の利用とは別に、応募者が仕事を調べる方法を確認します。
TikTok・検索記事・商談で見せる動画を、目的に合わせて選ぶ
| いまの困りごと | 先に用意するもの |
|---|---|
| 検索されても対応条件が分からない | 材質・数量・地域・料金などを書いたサービスページ。 |
| 商談で同じ作業を何度も説明する | 営業資料から見られる工程の動画。 |
| 仕事そのものを知られていない | 実演の動画。見てほしい人がTikTokを使うか確認して投稿する。 |
| 特定の取引先だけに見せたい | その取引先に渡す提案資料や動画。公開の必要があるか検討する。 |
検索とTikTokを必ず同時に始める必要はありません。既に問い合わせが来ているのに対応範囲が分からず失注するなら、先にサービスページを直す方が、現在の商談にも役立ちます。
作業の動画で、依頼できる仕事と条件を説明する
加工映像が面白くても、何を発注できる会社か分からなければ相談はしにくいままです。工程を見せるときは、依頼者が確認したい条件を一つ添えます。
| 事業 | TikTokで見せる企画の例 |
|---|---|
| 部品加工 | 見本品の加工と寸法確認を見せ、少量の試作品の相談方法へ案内する。 |
| 設備保守 | 説明用の設備で点検する箇所を見せ、対応機器と地域を載せたページへ案内する。 |
| 業務システム支援 | 説明用の業務例を使い、導入前に整理することを紹介する。 |
| 印刷 | 見本を使って原稿を確認する場面を見せ、データ形式と納期を案内する。 |
これは企画を考えるための例です。実際の対応条件は自社の担当者が確認します。顧客の図面や管理画面を使う必要はありません。見本品と説明用データを用意すれば、情報を隠す編集に頼らず工程を説明できます。
小ロット加工の動画には、依頼前に必要な情報も載せる
冒頭で見本品を見せ、「試作品を少量だけ作りたい方へ」と話す。続いて加工と寸法確認を見せ、相談時に必要な材質・数量・図面を説明します。最後は「図面がない場合の相談方法も、サービスページに載せています」と案内します。
「どんな加工でもすぐ対応します」と広げるより、対象の案件が分かる説明にします。社内の営業担当が、動画と同じ条件で相談を受けられるかも確認してください。
公開前は、技術担当と営業担当が別の点を確認する
技術担当は、工程の順番、数値、表現の条件、映してよい範囲を確認します。営業担当は、相談できる案件、必要な資料、実際のリンク先のページを確認します。営業中の工場で撮る場合は、作業の安全と現場の指示を優先します。
公開前の確認表には、動画のタイトル、確認したファイル名・版、確認者、修正点を記録します。「動画は良さそうです」という返事だけでは、性能の説明まで確認したか分かりません。台本と完成動画の両方を見てもらい、編集で条件が消えていないか照合します。
最初は3本で試し、受注までの記録を残す
最初の3本を「工程」「依頼前の準備」「よくある対応条件」に分けます。制作費、社内の確認時間、公開後に振り返る日を先に決めます。最初の3本では、公開までにかかった時間と、仕事についてどんな質問が届いたかを確認し、次も同じ形式で制作するかを考えます。
| 確認すること | 継続を考える材料 |
|---|---|
| 視聴とコメント | 仕事や依頼の条件について、具体的な質問が来たか。 |
| 相談と商談 | 対応できる案件か、打ち合わせへ進んだか。 |
| 営業での利用 | 工程の説明に使えたか、顧客の疑問に答えられたか。 |
| 社内の負担 | 1本にかかった時間、止まった作業、追加費用。 |
既存商談へ送って役立ったことと、TikTokで新規客を獲得したことは分けて評価します。受注まで長い事業では、相談が来た月ごとにその後を追い、今月の受注を今月の投稿に一括して割り当てないようにします。
仕事内容に関する質問が届かず、営業でも動画を使っていない場合は、投稿本数を増やす前に、誰に何を伝えるかを見直します。検索で見つけてもらうためのサービスページや、商談用の動画に予算を使う方法も検討してください。紹介できる作業があり、関連する問い合わせや商談での利用があれば、そのテーマの投稿を続けることを検討します。
現場の仕事を、伝わる動画に変えたいときは
技術の説明を短くすると、条件まで抜けてしまう。営業が説明したいことと、現場が撮れるものが合わない。BtoBの動画制作では、このすり合わせに時間がかかります。
FUJIXIAでは、サービスの内容と公開できる工程から企画を整理し、撮影・編集と社内確認の進め方を相談できます。お問い合わせフォームから、サービスURLと、よく聞かれる質問をお知らせください。TikTokで見せる部分と、サイトで詳しく説明する部分を具体的に考えます。
この記事に関するご相談
制作や集客について、お気軽にご相談ください。内容を確認し、担当者よりご連絡します。
