ECサイトとは、インターネットで商品を販売するサイトです。TikTokでは、写真だけでは分かりにくい大きさ、使い方、セット内容などを動画で見せられます。
この記事では、購入前の疑問に答える8つの動画企画を紹介します。撮影する商品の選び方と、動画と商品ページの説明を一致させる方法も説明します。
最初に知っておきたい用語
- EC:ネット通販のことです。自社ECは、自分の会社が運営する通販サイトを指します。
- TikTok Shop:TikTok内で商品を紹介・販売し、購入できる機能です。
- LIVE:リアルタイムで行う動画配信です。
- 内寸:バッグや箱の内側の寸法です。
企画は、お客様の質問と返品理由から探す
「思ったより小さかった」「組み立てに何が必要か分からなかった」など、購入前に説明できた疑問がないか確認します。問い合わせの内容、レビュー、受注担当者がよく説明することを集めます。個人情報や個別の注文内容は外し、商品の選び方のテーマとして整理してください。
商品の特徴に加え、お客様が購入前に確認したいことを動画にします。収納用品なら「幅の狭い棚に置けるか」といった質問に、実物と寸法で答えましょう。
購入前の疑問に答える商品動画8選
| 動画の企画 | 見せる内容 |
|---|---|
| 1. サイズ比較 | 同じ荷物を大小の商品へ入れ、内寸と選ぶ目安を説明する。 |
| 2. 使い方 | 開け方、取り付け方、組み立て方と必要な道具を見せる。 |
| 3. 使う場所 | 棚や机に置き、必要な幅・高さを説明する。 |
| 4. 届く物 | 開封して付属品を並べ、別売りの物も伝える。 |
| 5. 素材や構造 | 生地、留め具、裏面などを近くで見せる。 |
| 6. 手入れ | 説明書に沿って手入れし、使える道具を説明する。 |
| 7. 選び方 | 2種類を同じ条件で使い、合う使い方を説明する。 |
| 8. 購入前の質問 | 対応する型番や組み合わせを、実物で確認する。 |
説明する性能や条件は、商品資料で確認します。動画にしたいからといって、想定外の使い方を実演しないようにしてください。色や素材は画面で見え方が変わるため、細部の写真や説明を商品ページでも確認できる状態にします。
販売するページを決め、1商品で3本の動画を作る
自社ECへ案内する方法に加え、日本ではTikTok内で購入するTikTok Shopも利用されています。TikTokの公式案内では、2025年6月30日に国内提供が始まり、動画やLIVEから商品を購入できる機能と説明されています。
| 販売先 | 投稿前に用意すること |
|---|---|
| 自社の通販サイト | 動画と同じ商品・色・サイズへ案内する。価格、在庫、送料、返品条件を確認する。 |
| TikTok Shop | 出店・商品登録の条件を確認し、在庫管理、発送、返品への対応を用意する。 |
販売先は、現在の体制で在庫管理、発送、返品・問い合わせへの対応まで続けられるかを確認して選びます。動画に付ける商品情報やリンク先のページは、実際のアカウントで操作して確かめてください。
例えばバッグなら、一本目は「普段の荷物が入るか」、二本目は「肩掛けと手持ちでどう見えるか」、三本目は「開封すると何が届くか」に分けられます。同じ商品の全体映像を使い、質問ごとに必要な実演を追加します。紹介した型番・色・サイズを記録し、どの販売先でも同じ商品を確認できるようにします。
撮る商品は、売上だけでなく利益と在庫から選ぶ
ECでは、人気商品をすべて同じ量で撮るより、動画で説明する価値と、販売できる状態から優先順位を決めます。利益が小さい商品へ高い制作費をかける場合や、補充できない商品へ注文が集中する場合は、継続する運用に合わないこともあります。
| 撮る商品を選ぶポイント | 確認すること |
|---|---|
| 質問が多い | サイズや使い方の説明で、お客様の迷いを減らせるか。 |
| 映像で違いが分かる | 実物を使って、大きさや使い方を見せられるか。 |
| 販売を続けられる | 在庫、補充、発送、問い合わせ対応ができるか。 |
| 利益が残る | 制作費と販売数に見合う利益を見込めるか。 |
動画が見られていても、返品が多ければ説明を見直す
「思ったより小さい」という返品が多い商品なら、サイズ比較の企画と商品ページを合わせて直します。売上だけを追い、撮影で大きく見せる演出を強めると、購入後の期待との差を広げる場合があります。動画で使った色、サイズ、型番、比較した物を記録し、注文内容とのずれを確認してください。
企画ごとに、紹介した商品、公開日、サイト訪問、確認できた注文と返品の理由を残します。費用をまかなうために必要な注文数の目安は、制作・運用費を、注文1件あたりに残る金額で割って計算します。注文1件あたりに残る金額は、売価から仕入れ・発送・販売手数料などの費用を引いて求めます。例えば制作・運用費が6万円で、注文1件あたり1,500円残るという仮定なら、6万円÷1,500円=40件です。この数値は計算方法を説明するための例です。販売終了や仕様変更があれば、過去動画からたどれる案内を更新する担当も決めましょう。
「よく見られる商品」と「事業として継続して紹介したい商品」は、必ずしも同じではありません。初めは動画で説明しやすい商品を数点に絞り、販売後の反応まで見て撮影対象を広げます。
撮影日に、共通素材をまとめて残す
全体、ラベル、開閉する手元、付属品、使う場所を一度に撮っておくと、後の企画でも使えます。ただし、別の商品や改良前の商品を混ぜないように、型番と撮影日を記録します。
- 商品名、型番、色、サイズをまとめた資料。
- 同じ条件で比べるための荷物や道具。
- 商品を使う場面を撮れる机や棚。
- 現在の価格と在庫を確認できる商品ページ。
撮影した映像に、字幕を付ける余白があるかも確認します。大切な部分を手で隠さず、動作が分かる角度で撮ってください。細部を一つの長い映像から切り出すより、近くで撮った別の素材を残す方が編集しやすくなります。
商品ページにも、動画で答えた情報を載せる
動画ではA4書類を入れていたのに、商品ページに内寸がない。紹介したセットの付属品が分からない。こうした状態では、購入の直前に迷いが戻ります。TikTokであなたの商品を見た人が、商品ページでも同じ仕様や使い方を確認できるようにします。
動画の案内は「詳細はこちら」だけでなく、「内寸と対応する棚の幅は商品ページへ」のように、確認する内容を示します。プロフィールなどで使えるリンク機能の範囲で、該当商品を探せる入口を用意してください。紹介後の在庫切れや販売終了も、案内を見直すきっかけにします。
次の動画では、まだ答えていない質問を取り上げる
公開後のコメントや問い合わせを見て、「高さは?」「別の型番と合う?」など、まだ説明できていないことを集めます。数字だけでなく、商品のどの点が分かりにくかったかを記録します。
売上が増えた場合も、価格や在庫、他の広告の影響と分けて考えます。一本で売れることを前提にせず、商品の説明を蓄積し、継続して使える会社のアカウントを作りましょう。
お客様の質問から、次の動画企画を作る
FUJIXIAでは、商品資料とお客様の質問をもとに企画を作り、撮影・編集から、商品ページへの案内まで相談できます。社内で手元を撮影し、台本や編集を任せる分担も選べます。
お問い合わせフォームから、商品URLと、よく受ける質問をお知らせください。何を実演すれば選びやすくなるかを整理し、最初に制作する動画を決めます。
この記事に関するご相談
制作や集客について、お気軽にご相談ください。内容を確認し、担当者よりご連絡します。
