TikTokの通常投稿は、アカウントから動画を公開する方法です。広告は、費用を払って、目的や対象を設定して動画を配信する方法です。動画の制作費と広告費は分けて考えます。
この記事では、通常投稿と広告の違い、予算の決め方、始める前に確認することを説明します。購入を増やしたい場合は、商品ページと注文手順も先に確認しましょう。
最初に知っておきたい用語
- 通常投稿:広告費を払わず、自社のアカウントへ公開する動画です。制作にかかる費用は別に考えます。
- 広告費(配信費):動画を広告として届けるために支払う費用です。
- Spark Ads(スパークアズ):通常投稿を広告にも使えるTikTokの広告形式です。
- クリック単価:広告が1回クリックされるのにかかった平均費用です。
通常投稿で、自社の商品や仕事を継続して紹介する
使い方、商品比較、よくある質問を続けて投稿すると、プロフィールを開いた人が商品の詳しい説明を見られます。商品を選ぶときに役立つ動画を用意しましょう。
ただし通常投稿で、必要な地域や人数へ、希望の日までに届くと約束することはできません。販売開始の日に必ず多くの人へ見せたい場合、通常投稿だけの予定では不確実さが残ります。制作を始めたばかりなら、社内の確認や撮影が続けられるかを試す意味もあります。
広告は、目的と購入先が決まってから使う
通常投稿では、いつ誰にどれだけ届くかを決められません。販売時期が決まっていて、届けたい対象とリンク先のページが用意できているなら、広告を検討する理由があります。ただし、動画の再生を増やすことと、購入を増やすことは同じ目的ではありません。
| 目的・状況 | 先にすること |
|---|---|
| 投稿する内容が未定 | お客様の質問から数本作り、撮影と社内確認を試す。 |
| 発売日に新商品を紹介したい | 商品情報、在庫、購入ページ、動画をそろえて広告を検討する。 |
| サイトに来ても注文されない | 送料、納期、在庫、注文操作を先に確認する。 |
| 会社の情報を継続して伝えたい | 通常投稿のシリーズと、毎月の制作予定を作る。 |
投稿を広告に使うSpark Adsと、広告用動画を使う方法
TikTok公式の説明では、Spark Adsは自社の通常投稿や、許可を得たクリエイターの投稿を広告に使う形式です。広告による視聴・いいね・フォローなどは、元の投稿にも反映されます。広告用の動画を新しく制作する場合は、紹介する商品と、購入ページへの案内を決めます。
| 広告の方法 | 使い方と確認すること |
|---|---|
| Spark Ads | 公開済みの投稿を広告に使う方法。使用する投稿、許可、購入先、広告の数字の集計方法を確認する。 |
| 広告用の動画を使う方法 | 販売ページ向けに動画を作る方法。紹介商品、案内文、購入先、差し替えの費用を確認する。 |
Spark Adsを使った投稿の累計再生と、広告を使っていない投稿の累計再生を、そのまま企画の優劣として比べないでください。広告利用の有無と配信期間を記録し、広告管理画面の費用・成果と通常投稿の記録を分けます。
予算は、制作費と配信費を分ける
「月額でいくら」とだけ考えると、何本作り、いくら配信に使えるのかが分かりません。企画、撮影、編集、投稿、広告設定、レポート、広告費を分けて確認します。同じ総額でも、仕事の範囲は異なります。
たとえば社内で素材を撮れる会社なら、編集と広告の運用へ予算を配分する方法があります。撮影から任せる会社は、撮影回数や出演者の手配も必要です。
広告のために何種類の動画を作るか、修正や差し替えにどの費用がかかるかも確認します。最初の一本だけで予算を使い切るより、反応に合わせて次の素材を用意できる計画を立ててください。見積もりの確認は、契約前に確認したい7つのポイントでも紹介しています。
通常投稿で見られた動画も、広告として確認し直す
通常投稿で多く見られた動画を候補にすることはできます。商品に関する質問が届いたか、購入につながる情報があるかも見ます。広告を見た人に何をしてもらうのかを決め、動画で紹介した商品をリンク先で購入できるか確認しましょう。
広告利用を想定していなかった出演者、音楽、撮影場所がある場合は、使える範囲を確認します。価格やキャンペーン期間、在庫も公開時の情報へ合わせます。通常投稿の好調な数字だけを、広告でも同じ成果が出る根拠にしないようにします。
注文1件を増やすために使える広告費を決める
購入目的の広告なら、「何回再生されたか」より、一件の追加注文にいくら使えるかを先に決めます。商品価格だけでなく、原価や注文ごとの費用を差し引いた利益を基準にします。継続購入を見込む場合も、実際の顧客データがない段階で将来の利益を大きく置くのは避けましょう。
たとえば注文一件の利益が4,000円で、広告費の上限を2,500円に置くとします。仮にクリック単価が50円なら、2,500円で50クリック。そのうち一件が購入する計算なので、購入率2%が検討の目安になります。これは仮の計算で、配信の相場や到達できる成果ではありません。制作・運用費を含めれば、必要な収益はさらに変わります。
配信前に、終了時の判断を決めておく
試す商品、動画の候補、配信費の上限、確認日を記録します。購入の計測が正しく動くか、在庫とリンク先のページが有効かも先に確認してください。計測が壊れた状態で費用を増やすと、成果がないのか測れていないのかを分けられません。
広告を見た後の成果には、管理画面ごとの数え方や対象期間があります。広告レポートとサイト側の注文を同じ数として扱わず、クリック後・閲覧後などの条件を残します。通常投稿で人気の動画を広告に使う場合も、配信目的に合う購入・相談の反応で確認します。
結果が悪いときは、動画、配信条件、リンク先のページを全部同時に替えず、どの段階に問題があるかを見ます。広告は見られているのにサイトを開く人が少ないなら、動画の説明とリンクの案内を確認します。サイトへ来ても注文が少ないなら、商品ページと購入条件を調べます。予算の増額は、その確認後に判断しましょう。
最初の配信では、何を比較するかを決めておく
収納用品なら「入る物を見せる動画」と「棚に置いた場面を見せる動画」を候補にできます。誰に何を伝える内容かを分け、配信条件と期間を記録します。大きく違う条件で配信した数字を、動画だけの差として比べないことが大切です。
結果を見るときは、配信量、費用、サイト訪問、注文など、目的に合う項目を確認します。注文まで十分な件数がない場合は、途中の反応を参考にしながら、次の制作やページの修正を考えます。少ない結果だけで、その動画なら必ず売れるとは判断しないようにしましょう。
投稿の担当者と、広告を出す時期を決める
FUJIXIAでは、継続する通常投稿と、広告に使う短い動画の制作を相談できます。会社の商品や仕事内容を説明する動画を、継続して作る方法を考えます。
TikTok・SNS運用の相談フォームで、販売したい商品、届けたい時期、制作と広告に使える予算の目安をお知らせください。先に整えることと、費用をかけて試すことを分けて計画します。
この記事に関するご相談
制作や集客について、お気軽にご相談ください。内容を確認し、担当者よりご連絡します。
