動画の台本は、何を映し、何を話すかを撮影前に決めるためのものです。企業のTikTokでは、商品の使い方、商品の比較、サービスの説明、採用の紹介などに使えます。
この記事では、4つの台本例を紹介します。撮影する場面と話す言葉を参考にし、自社の商品情報や募集条件に合わせて内容を変えてください。
最初に知っておきたい用語
- 台本:撮る場面と、話す内容をまとめたものです。
- テンプレート:自社の内容に置き換えて使える、書き方のひな形です。
- 字幕:説明や要点を、動画に重ねて表示する文字です。
台本は「映像・セリフ・字幕」の三つに分ける
最初に、自社の動画を見た人に何を分かってほしいかを一文で書きます。「バッグの容量が分かる」「取り付け手順が分かる」「新人の仕事が分かる」。一つの動画に目的を詰め込まず、まず一つを選びましょう。
次に映像、セリフ、画面に残す字幕を分けます。字幕には、商品のサイズや比較した条件など、確認してほしい情報を短く書きます。話した言葉をすべて字幕にする必要はありません。以下の秒数は、完成動画で各場面を表示する時間の目安です。自社の説明を声に出して読み、必要な時間に合わせて調整してください。
4つの台本を、撮る場面とセリフで見比べる
以下は台本の例です。実際の商品や職場で確認できる内容に置き換えて使います。動画の長さは読み上げて調整し、収めるために条件を消さないようにします。
台本例1:商品の使い方を見せる
折り畳みバッグを、使う前から収納まで見せる例です。映像で確認できる動きをセリフにし、根拠のない「一瞬」「誰でも簡単」は使いません。
| 時間の目安 | 撮る映像と話す内容 |
|---|---|
| 0〜4秒 | 広げたバッグと収納後を並べる。「このバッグを畳んで、内側のポケットに収めます」 |
| 4〜12秒 | 左右を畳む手元を見せる。「左右を内側に折って、細長い形にします」 |
| 12〜20秒 | 下から畳み、ポケットへ入れる。「下から畳んで、このポケットに入れます」 |
| 20〜26秒 | 収納後と商品名を見せる。「広げたサイズと収納時のサイズは、商品ページで確認できます」 |
台本例2:同じ荷物で、サイズを比べる
バッグの大小を比較する例です。実演する前に結論を決めず、実際に荷物を入れた結果に合わせてセリフを確定します。次の例は、小サイズに書類を入れると口が閉まらず、大サイズでは閉まる場合の構成です。
| 時間の目安 | 撮る映像と話す内容 |
|---|---|
| 0〜4秒 | 2サイズと財布・ボトル・A4ファイルを並べる。「この荷物で、2つのサイズを比べます」 |
| 4〜12秒 | 小サイズへ入れ、口を見せる。「小サイズは、ファイルを入れると口が閉まりません」 |
| 12〜20秒 | 大サイズへ同じ荷物を入れる。「同じ荷物を大サイズに入れると、口まで閉まります」 |
| 20〜27秒 | 荷物と2サイズを並べる。「持ち物に合うサイズを選んでください。寸法は商品ページに載せています」 |
ファイルの厚さ、ボトルのサイズ、収納の順番は記録します。実演が違う結果ならセリフを修正します。この動画だけで、耐久性やあらゆる荷物への適合まで説明したことにはなりません。
台本例3:サービスを利用する前の質問に答える
飲食店の「一人でもコースを注文できるか」を説明する例です。一人利用に対応する店を想定しています。予約条件は店の実際の運用とそろえます。
| 時間の目安 | 撮る映像と話す内容 |
|---|---|
| 0〜4秒 | 一人分の席と料理を見せる。「一人でもコースを頼めますか? 当店は一名様でもご予約いただけます」 |
| 4〜12秒 | 一人席を見せる。「お一人の場合は、こちらの席をご案内しています」 |
| 12〜20秒 | コースと予約ページを見せる。「料理の内容と予約できる日時は、予約ページで確認できます」 |
| 20〜26秒 | 店名と予約方法を表示。「ご希望の日を選んで、一名でご予約ください」 |
台本例4:社員の仕事と、最初に覚える作業を見せる
未経験者が先輩と部品検査を覚える職場を想定した例です。「すぐ独り立ちできる」と言う代わりに、教え方を映像で説明します。
| 時間の目安 | 撮る映像と話す内容 |
|---|---|
| 0〜4秒 | 作業台と検査する部品を見せる。「この職種では、部品の寸法を確認します」 |
| 4〜12秒 | 先輩が道具を使うところを撮る。「最初は、先輩と道具の持ち方から覚えます」 |
| 12〜21秒 | 新人の測定を先輩が確認する。「測った結果を一緒に確認し、記録の付け方も練習します」 |
| 21〜28秒 | 募集職種を表示。「勤務地と募集条件は、採用ページをご覧ください」 |
撮影前に教育担当者が実際の手順を確認します。業務中の撮影で工程を再現するために、安全上必要な手順を省かないようにしてください。
撮影前に、台本の説明を裏付ける素材をそろえる
「軽い」「使いやすい」「教育が充実」といった説明は、それだけでは映像にできません。台本に評価を書く前に、何を見せれば視聴者が判断できるかを決めます。重量なら確認した数値、使い方なら操作する手元、教育なら実際の指導と最初に任せる作業です。
| 説明したいこと | 映像と数字で示す例 |
|---|---|
| 荷物がたくさん入る | 入れた物と、収納後の状態を見せる。荷物の寸法と商品サイズも伝える。 |
| 作業時間を短くできる | 同じ条件の作業時間を測り、手順を見せる。作業条件も説明する。 |
| 未経験から覚えられる | 教える人と、初日に覚える作業を見せる。職種による違いも伝える。 |
比較動画なら、撮影用の台本に「同じ荷物」「同じカメラ位置」まで書きます。撮影条件が違うと、編集した後も、正しい比較ができません。必要な場面を撮っていない場合は、撮り直すか、撮れた内容に合わせて説明を変更します。
動画の最後には、商品仕様や募集条件を確認できるページを示す
自社のバッグの容量を比較した動画を見た人には、紹介したバッグの寸法と色が分かる商品ページを案内します。社員の仕事内容を見せた動画を見た人には、その職種の勤務地と募集条件を確認できる採用ページを案内します。「詳しくはこちら」を全動画に置くだけでは、何を確認できるのかが伝わりません。
台本の最終行には「何の情報を、どこで確認できるか」を書いてください。公開確認では、そのページが現在の内容に合うかまで確かめます。映像では実物の動きや使い方を見せ、詳しい仕様や条件はリンク先で読めるようにします。一本にすべての説明を詰め込まず、見た人が必要な情報を確認できる構成にしましょう。
読み上げて長いと感じたら、情報を減らす
台本を声に出し、言いにくい言葉や一息で読めない文章を直します。「当社独自の優れた機能性を実現」は、「この部分で高さを変えられます」のように、画面の動きに合う言葉へ置き換えてください。
収まりきらない場合は、話す速度を上げる前に、別の動画にできる説明を外します。撮影前には価格、サイズ、使用条件、採用条件を担当者が確認します。修正した箇所が分かる台本を残すと、次の撮影でも迷いません。
商品情報をもとに、映像とセリフを台本に書く
FUJIXIAでは、お客様からよく聞かれることや商品資料をもとに、映像とセリフがそろった台本を作ります。投稿を続けるために、撮影するものと、内容を確認する社内の担当者も決めます。
「説明したいことはあるけれど、動画の形にできない」という場合は、TikTok・SNS運用の相談フォームから、商品・サービスのページURLと、動画で説明したいことをお知らせください。最初に作る動画と、撮影に必要なものを整理します。
この記事に関するご相談
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