社員の顔を映さない動画でも、説明する声を入れると、商品の使い方や作業の内容を伝えやすくなります。先に映像を選び、その映像に合う短い説明を録音しましょう。
この記事では、TikTok動画に声を入れるための台本の書き方と、スマホで録音する手順を説明します。録音場所、話す速さ、映像と声の合わせ方も紹介します。
最初に知っておきたい用語
- ナレーション:映像に合わせて入れる説明の声です。
- BGM:動画の背景で流す音楽です。
- 音割れ:音が大きすぎて、声がひずんだり聞き取りにくくなったりすることです。
先に映像を選び、説明する順番を決める
説明の声を録る前に、使う映像を選びます。商品の全体、開け方、使う場面などを並べ、それぞれに合う短い説明を書きましょう。
たとえば組み立てる商品の動画なら、「届く部品」「必要な道具」「主な動作」「完成した状態」の順です。動画だけでは説明しきれない操作や注意点は、説明書のどこで確認できるかを案内します。映像に説明が入りきらないときは、早口にするより、説明する内容を減らします。
台本は、声に出して読みやすい短文にする
書類では自然な表現でも、声にすると長く感じることがあります。画面に映る一つの動作を、一つの文で説明します。
| 堅い言い方 | 声で話す言い方 |
|---|---|
| 優れた収納性を実現した設計です | このポケットに、小物を分けて入れられます。 |
| ご使用前に寸法をご確認いただく必要があります | 置く場所の幅を、先に測ってください。 |
| 付属品を用いて固定することが可能です | 付属の部品で、ここを固定します。 |
表は言い換えの例です。実際の商品機能と注意事項に合う表現にしてください。「こちら」「これ」ばかりでは対象が分からないので、商品名や部分の名前も必要に応じて入れます。
一文ずつ録ると、直しやすい
最初から一本分を完璧に読もうとすると、後半で言い間違えたときにやり直しが増えます。短い文ごとに録り、文の前後へ少し間を残します。編集で使う箇所が分かるよう、台本の番号と録音した順をそろえます。
商品の寸法、価格、型番は、録音前に確認します。正しい読み方が分からない専門用語は、商品担当者へ聞きます。録りながらその場で表現を変えた場合も、条件や意味が変わっていないかを見直してください。
話す人は、無理にアナウンサーのような声を作る必要はありません。お客様へ説明するときの速度と声量を基本に、語尾まで聞こえるように話します。息が足りなくなる文は短く分けましょう。
スマホ録音は、場所と距離をそろえて試す
机へスマホを置き、近い位置から一文を録音します。窓の外、空調、冷蔵庫、通知音などが入らないか聞き返してください。壁や床が硬い素材の部屋で声が響く場合は、部屋や録音する位置を変える方法もあります。
口を極端に近づけると息の音が入り、大きすぎる声では音が割れる場合があります。少し位置を変え、短い録音で聞き比べます。ちょうどよい位置を決めたら、その距離と向きをそろえて録ります。スマホを手で持つと操作音が入ることがあるため、固定しておく方が確認しやすくなります。
| 録音前にすること | 具体的な確認方法 |
|---|---|
| 周りの音を聞く | 空調や車の音が入っていないか、短く録って聞き返す。 |
| スマホの位置を決める | 息の音や音割れが出ない距離を試し、同じ位置で録る。 |
| 台本を確認する | 商品名、価格、寸法、用語の読み方を確認する。 |
| ファイルを保存する | 企画名と台本の文番号が分かる名前を付ける。 |
画面に映る動作を、短い言葉で説明する
「優れた利便性を実現します」では、どの映像に合わせるか決まりません。見せる動きと、見た人に分かることへ言い換えます。丁寧さを増やすための長い語尾も、実際に声に出して確認します。
| 映像で見せること | 合わせる声の例 |
|---|---|
| 商品を畳んで収納する手元 | 「使い終わったら、こう畳んで収納できます」 |
| 荷物とバッグの寸法表 | 「購入前に、入れたい物とバッグの寸法を確認してください」 |
| 商品名と商品ページの案内 | 「サイズと色は、商品ページに載せています」 |
短くしても、条件は残します。「一部の商品で対応」を「全部で使える」に変えないように、商品資料と照合します。収まらない場合は早口にする前に、別の動画へ分けられる説明を外します。
台本を声に出して読み、映像の動作が終わるまでに説明し終えられるかを確認します。間に合わない箇所は、文を短くするか、映像を長く残します。録り直す場合は、同じマイク位置と環境で文全体を録ると、前後の声をつなぎやすくなります。
編集後は、映像と声のずれを聞き返す
「ふたを外します」と話しているのに、画面ではまだ閉じたままだと動作が分かりにくくなります。声を入れた後に、セリフが説明する場面と合っているかを見ます。動作を見終わる前に次の説明へ進まないようにしてください。
声だけで聞き、次に動画全体をスマホで確認します。BGMが声を隠していないか、音量が場面ごとに変わりすぎないかを見ます。音を消した状態でも要点が分かる字幕を添えると、画面だけを見る人にも説明できます。
同じ人が録れないときに備え、資料を残す
担当者が変わっても制作を続けるために、台本、商品名の読み方、録音方法、編集の見本を保存します。特定の人しか商品説明を知らない状態を減らすと、担当者が変わっても制作しやすくなります。
外部へ録音や編集を依頼する場合は、音声と映像の利用範囲、修正できる回数、納品するファイルの形式を確認します。自社で説明を録り、編集だけ任せる分担も選べます。出演なしの企画は、顔出しなしで作る企業TikTokも参考にしてください。
FUJIXIAでは、手元や作業の素材から台本と説明の声を組み合わせた動画を制作します。相談フォームで、紹介したい商品と、すでに撮影した映像や今後撮れる場面をお知らせください。顔出しせずに、何をどう伝えるかを具体的にします。
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