企業のTikTokで成果が出ないときは、どこに問題があるかを確認します。動画が見られない場合、途中で見るのをやめられる場合、サイトへの訪問や問い合わせが少ない場合では、改善する内容が異なります。
この記事では、よくある4つの問題と、具体的な改善方法を説明します。調査、動画の修正、投稿、結果の確認を1か月で進める計画例も紹介します。
最初に知っておきたい用語
- 平均視聴時間:動画が平均して何秒見られたかを表す数字です。
- 視聴維持:動画を見始めた人が、どこまで見続けたかということです。
- 離脱:途中で動画を見るのをやめることです。
公開から同じ日数がたった動画を比較する
昨日公開した動画と、先月公開した動画の累計再生を比べても、同じ条件にはなりません。直近の動画を一覧にし、公開日、確認日、動画の長さ、テーマ、広告利用の有無を残します。視聴データが取れる投稿は、例えば公開7日後など、経過日数をそろえて記録します。
アプリで動画が他の人から見られるか、公開範囲や通知に問題がないかも確認してください。サイトの計測が止まった、広告を終了した、商品が在庫切れになったといった変化は、動画の内容とは別の原因として記録します。
管理画面にない数字は空欄にして「取得不可」と書きます。表示されないことを、ゼロだったことに置き換えないでください。
4つの状況から、直す場所を探す
| 伸びない状態 | 最初に確認すること |
|---|---|
| 再生そのものが少ない | 他の人から動画を見られるか、公開範囲と通知を確認します。 |
| 途中で見るのをやめられる | 視聴データで止まる秒数を調べ、長い挨拶や読みにくい字幕を直します。 |
| 商品に関する質問がない | 何の商品か、価格や使い方が伝わっているかを見ます。 |
| サイトに来ても購入・相談されない | 紹介商品、料金、送料、予約条件を探し、手続きの直前まで試します。 |
再生が少ないだけで「アカウントが制限された」と断定したり、問い合わせが少ないだけで「冒頭が弱い」と決めたりしません。管理画面の数字と、実際の動画やリンク先のページを見比べて、直す箇所を決めます。
1. 公開状態と配信に関する通知を確認する
まず他の端末やアカウントから、動画が公開されているかを確認します。アプリ内に通知がある場合は、その内容と案内された手続きを確認します。再生数だけから、表示制限の有無を推定しないようにします。
公開に問題がなければ、同じシリーズの複数投稿を比べます。一本だけ少ないのか、全部が落ちているのか。広告利用の有無、季節商品、投稿間隔、動画のテーマが変わっていないかを見ます。削除して再投稿を繰り返す前に、状況を記録してください。
企画の反応を確かめるなら、過去の投稿と内容を近づけ、次の一本で変更点を絞ります。配信される相手は完全にはそろわないため、一本の増減だけで結論を出さず、同じ質問や使い方を紹介した複数の動画を見ます。
2. 見るのをやめられた場面を確認する
視聴維持のデータで落ちる箇所を見つけたら、その秒数の映像を再生します。長い挨拶なのか、静止画が続くのか、字幕が読めないのか、説明と映像が合わないのか。数値だけでは理由を特定できません。
例えばカフェの動画で「一人でも入りやすい席」を紹介するなら、会社紹介から始めず、一人席の映像と「一人で来るなら、こちらの席があります」から始めます。続いて席の位置、利用時間、予約の要否を説明します。冒頭で紹介すると伝えた席の特徴が、本編で分かる構成にするための修正です。
同じセリフのまま冒頭だけ派手にしても、答えが遠ければ問題は残ります。直す箇所は「つかみ」だけでなく、必要な説明の順番まで指定してください。
3. 商品やサービスの説明を確認する
人気の話題を使った動画が見られても、商品や会社の情報がほとんどなければ、事業への関心とは区別します。コメントも「面白い」と「この商品はどこで買える?」を分けて読みます。
プロフィールには扱う商品やサービスを明記し、過去投稿には関連する説明を用意します。例えば飲食店なら、料理だけでなく、価格、店の場所、どんな食事に使える店かが分かる投稿をそろえます。一方、毎回長い会社紹介を入れる必要はありません。一本が答える疑問と、会社が提供するものを結び付けます。
改善案には、具体的な作業を書きます。たとえば「動画に料理の価格を追加し、そのメニューの予約ページへリンクする」と決めます。変更後は、届いた質問や予約件数を確認しましょう。
4. 料金と申し込み方法を確認する
自社のTikTokで紹介した商品が、プロフィールから開いたサイトに載っていない。予約ページでコースを選べない。問い合わせフォームに、分からない専門情報の必須入力がある。この場合、動画の投稿本数を増やしても、現在の訪問者の困りごとは残ります。
スマホで、動画からリンク先のページまでを実際にたどります。商品・料金・利用条件を見つけ、購入や申し込みの直前まで操作します。送信の検証はテスト環境など、業務に影響しない方法で行い、受信先まで確認します。
サイトの訪問自体が確認できないなら、ページの購入率だけを問題にせず、利用できるリンクと呼びかけを先に見ます。サイトへ来ているなら、商品情報、在庫、送料、日時、フォームのどこで止まるかを調べます。訪問数や注文数が少ない場合は、スマホでの操作と、届いた問い合わせの内容も確認します。
何をどう直すか、具体的に書く
| よくある改善指示 | 具体的に直す例 |
|---|---|
| 冒頭を強くする | 挨拶を省き、一人席の映像と「一人で使える席があります」から始めます。 |
| 商品の魅力を伝える | 実演の後に、価格と選べるサイズを表示します。 |
| 問い合わせを増やす | リンク先のページに料金と、相談時に用意する情報を書きます。 |
| 投稿を続ける | 撮影前に台本の確認担当と返答期限を決めます。 |
フォームが開かないなど、行動を妨げる不具合は先に直します。その後、動画では一度に多くを変えず、変更した内容と公開日を記録します。
最初の30日で、調査・修正・投稿・振り返りを進める
| 期間 | 進める作業 |
|---|---|
| 1週目:調べる | 直近の動画とリンク先のページを確認し、直したい問題を1つ選びます。 |
| 2週目:準備する | 台本を書き直し、撮る場面と使う商品を決めます。商品担当が内容を確認します。 |
| 3週目:作って投稿する | 撮影・編集を行い、必要ならサイトの説明も直して投稿します。 |
| 4週目:振り返る | 公開から同じ日数が経った数字を比べ、届いた質問を読み、次の企画を決めます。 |
30日で再生や売上が増えるという約束ではありません。公開が遅れた場合や反応が少ない場合は、確認期間を延ばします。変更した内容と確認結果を残せば、翌月に続ける改善と、追加で調べることを決められます。
何を直すべきか決められないときは
FUJIXIAでは、現在のアカウント、動画、リンク先のページを見ながら、優先する修正と必要な制作を整理します。再生数の報告だけで終わらず、台本・撮影・編集で何を変えるかまで具体化します。
お問い合わせフォームから、アカウントURLと「再生が少ない」「見られるが相談が来ない」など、困っている状態をお知らせください。すべてを作り直す前に、手を付ける場所を一緒に決めましょう。
この記事に関するご相談
制作や集客について、お気軽にご相談ください。内容を確認し、担当者よりご連絡します。
