企業のTikTok投稿を続けるには、企画、撮影、編集、内容確認の担当者と日程を決める必要があります。本数だけを決めても、撮影や確認の時間がなければ公開できません。
この記事では、月8本を作る場合の制作計画を紹介します。社内で使える時間を確認し、撮影日、修正の締切、公開日を決める方法を説明します。
最初に知っておきたい用語
- 初稿:最初に確認してもらう原稿や動画です。
- 公開承認:内容を確認し、投稿してよいと責任者が判断することです。
- 素材:編集に使う撮影動画、写真、音声などです。
- カットリスト:撮影する場面の一覧です。
企画・撮影・編集・確認に使える社内の時間を把握する
担当者が通常業務の合間に作るなら、毎週どの時間を使えるかを確認します。撮影できる日、編集に使える時間、内容を確認する人の予定は別々に聞きましょう。
企画担当が一日使えても、商品を用意する人が忙しければ撮れません。公開するかの確認が週1回なら、その日までに編集した動画を用意します。社内で使える時間を確認してから、作れる本数を見積もります。
最初の月は、一本にかかった時間を記録してください。企画、撮影、編集、確認を分けると、次の月にどこへ時間が必要か分かります。社内コストの考え方は、内製と代行の比較で紹介しています。
月8本なら、週2本の企画と準備を決める
動画ごとに、テーマ、撮影日、編集日、確認日、公開日を1つの表にまとめます。台本と映像の保存先へのリンクも付けると、準備できていない動画が分かります。
次はコーヒー豆を販売する会社の計画例です。企画担当は8本の進行、商品担当は価格・種類・淹れ方の確認、責任者は公開承認を担当します。編集担当へ渡す前に商品担当が台本を確認し、完成動画は公開2営業日前までに責任者が確認する予定です。
| 公開する週 | 2本ずつ作る企画と準備 |
|---|---|
| 1週目 | ①どんな豆を扱う店か:豆・店内・商品名を撮る。②2種類の選び方:実物と、確認済みの味の説明を用意する。台本は前月末に確認。 |
| 2週目 | ③届く内容と容量:包装と内容量を撮る。④淹れ方:道具と手元を撮る。台本は1週目に確認。 |
| 3週目 | ⑤豆の保管方法:推奨する方法を見せる。⑥ギフト:実物と注文方法を紹介する。台本は2週目に確認。 |
| 4週目 | ⑦⑧よくある質問に答える:コメントや問い合わせから2つ選び、実物を用意する。台本は3週目に確認。 |
コメントに質問がない場合は、普段の接客や問い合わせで聞かれることを選びます。実際にコメントで聞かれた質問のようには紹介しません。前半の素材をまとめて撮り、後半は質問に答える素材を追加する計画にします。
各動画について「次に誰が作業するか」「いつ渡すか」「どこまで済んだか」をメモします。状態は台本待ち、素材待ち、編集中、確認待ち、承認済み、公開済みに分けます。遅れた行では、作業時間と返事を待つ日数を別に記録すると、編集を増やすべきか、確認方法を変えるべきかが分かります。
公開日から逆算し、確認する日を先に押さえる
金曜に公開する動画なら、水曜に初稿を確認し、木曜に修正する、といった予定を作ります。商品担当が水曜に不在なら、初稿の日を早めるか公開日を変えます。最終日に全員へ送って返事を待つ形は避けましょう。
確認は二段階にすると、作り直しを減らせます。撮影前に企画、商品情報、場面の順番を確認する。完成後に字幕、映像、投稿文、リンク先のページを確認する。完成後に企画自体が変わると、撮影からやり直す場合があります。
価格や販売開始日が変わる商品は、公開前に最新情報を確かめる担当も決めます。撮影時点の情報だけを、そのまま出さないようにしてください。
社内の修正指示は一人がまとめて編集者に渡す
営業、商品担当、責任者から違う指示が届くと、編集担当者はどれを優先するか決められません。意見をまとめる窓口を一人決めます。
「もっといい感じに」ではなく、「商品名を冒頭へ」「価格を現行の表記へ」「この映像は別サイズなので差し替え」のように、直す場所と理由を返してください。好みの違いと、事実の訂正も分けます。
修正表は、動画名、秒数、直す内容、確認する人を一行にまとめます。直した箇所と確認結果を記録し、同じ修正指示を繰り返さないようにしましょう。
本数を増やす前に、どこで制作が止まるかを見る
投稿が遅れたときに、編集者を増やせば解決するとは限りません。完成動画が確認待ちで止まっているなら、編集を速くしても未公開の動画が増えるだけです。制作表には、着手日と次の担当者へ渡した日を残し、作業していた時間と返事を待っていた時間を分けます。
| 遅れている作業 | 予定の直し方 |
|---|---|
| 商品情報がそろわない | 価格・寸法などの資料を受け取ってから、撮影日を決める。 |
| 編集が追いつかない | 字幕と構成の見本を決め、同じ形式をまとめて作る。 |
| 確認の返事が来ない | 確認担当、代わりに判断する人、返答日を決める。 |
| 完成後の修正が多い | 撮影前に台本を確認し、完成後は字幕や表示の確認を中心にする。 |
月8本を続けたいなら、8本すべてを同時に編集へ渡す方法と、4本ずつ渡す方法を比べます。後者なら前半の修正を後半へ反映しやすくなります。発売日のある動画を優先し、時期を選ばない企画は調整に使う、といった順番も決めておきましょう。
制作費だけでなく、確認にかかった社内時間と作り直した本数も月末に集計します。「8本出せたが、毎回担当者が残業した」なら、安定して運用できているとは言えません。本数を維持するために、題材の選び方、撮影のまとめ方、承認のどこを変えるかを決めます。
映像が足りない場合や予定変更に備え、予備の動画を用意する
商品到着や撮影が遅れて、予定の動画を公開できない場合に備えます。商品の使い方やよくある質問など、時期を選ばず公開できる動画を1本用意しておくと、代わりに使えます。
ただし、予備動画も最新の価格や在庫に合っているか確認します。長く保管するなら、値段やキャンペーンの期限を入れない内容を選ぶと使いやすくなります。
月末は、予定どおり公開できた本数だけでなく、どの工程で遅れたかを振り返ります。確認待ちが多ければ確認日を先に決める。撮影が足りなければカットリストを直す。原因に合わせて、翌月の制作予定と担当者の分担を変えましょう。
FUJIXIAと、制作が進む分担を決める
社内で商品情報を用意し、企画や編集を外部へ任せる方法もあります。FUJIXIAは、企画・撮影・編集・SNS運用のうち、必要な工程を支援します。
お問い合わせフォームから、希望本数と社内で担当できる仕事をお知らせください。素材の提出日、確認する人、公開までの予定をそろえ、更新が止まる原因から見直します。
この記事に関するご相談
制作や集客について、お気軽にご相談ください。内容を確認し、担当者よりご連絡します。
