TikTokの競合分析とは、他社の投稿を調べ、自社の動画を考える参考にすることです。再生数だけでなく、誰に向けた内容か、どんな疑問に答えているか、何を映しているかを確認します。
この記事では、他社の動画を7つの項目で記録する方法を紹介します。そのまままねるのではなく、自社の商品やお客様の質問に合う3本の企画を考えます。
最初に知っておきたい用語
- 競合分析:同じお客様に向けて発信する他社を調べ、自社の企画に役立てることです。
- 視聴者:動画を見る人です。
- シリーズ:「サイズ比較」「使い方」など、同じテーマで続ける動画のまとまりです。
参考にするアカウントを3種類から選ぶ
調べるのは、同じ商品を売る会社だけではありません。同じお客様が、購入前に見そうな情報も候補になります。
たとえば、自社が収納用品を売っているなら、同じ価格帯の収納ブランド、暮らしの工夫を紹介するアカウント、収納についてよく質問される販売店が候補です。ただし、個人の暮らしの動画と企業の販売目的の動画では、投稿する理由が違います。同じ成果を期待せず、参考にする点を分けてください。
| 参考にするアカウント | 見るポイント |
|---|---|
| 同じお客様へ売る会社 | 商品の比較、使い方、購入先への案内。 |
| 同じ疑問を扱う発信者 | 何を質問し、何を実演しているか。コメントにどんな疑問があるか。 |
| 撮影条件が近い会社 | 手元撮影や説明の声をどう使い、どんなテーマを続けているか。 |
最初は各種類から一つずつ選び、最近の投稿を数本ずつ見ます。有名な一本だけでは、普段どんな発信をしているか分かりません。比較する投稿の公開時期も記録しましょう。
他社の動画を7項目でメモする
再生数だけの一覧では、なぜその企画を取り入れるのか説明できません。投稿を後から見返せる情報と、映像で何を伝えていたかを残します。
| 調べる7項目 | メモする内容 |
|---|---|
| 1. 動画の基本情報 | アカウント名、動画URL、公開日、確認日。 |
| 2. 答えている質問 | 誰の、どんな疑問に答えているか。推測ならその旨を書く。 |
| 3. 最初の場面 | 最初の映像と、伝えた内容を自分の言葉で要約する。 |
| 4. 本編の映像 | 実演、比較、作業など、何を見せているか。 |
| 5. 見える数字 | 表示されている再生・いいね・コメント。売上など見えない数字は書かない。 |
| 6. 質問とリンク先のページ | コメントでよく聞かれることと、購入・相談のリンク先のページ。 |
| 7. 自社で作るなら | 自社の商品で答えられるか、何を撮るか、必要な資料は何か。 |
選んだ3つのアカウントで、よく見られている投稿と、同じ時期のほかの投稿を見ます。普段の投稿でも、同じテーマを扱っているか確認します。広告を使ったか外から分からない場合は、「未確認」と記録します。
他社の動画を参考に、自社の企画を考える
たとえば、他店の美容室のTikTokで、施術前後を見せる投稿に「どのメニューを選べばよいか」という質問を見つけたとします。自社の予約時にも同じ質問があるかを確認します。あれば、仕上がりだけを似せるのではなく、希望に合うメニューの選び方を担当美容師が説明する企画にします。
企画のメモには、他社の動画で取り上げた質問、自社でも聞かれる質問か、撮影するもの、紹介する商品ページを書きます。自社で説明できるテーマを選びましょう。調査では、自社のお客様が知りたいことを探します。他社のセリフや映像をそのまま使わず、自社の情報で説明します。
共通している内容と、自社が説明できる内容を分ける
複数のアカウントで同じ質問が繰り返されているなら、その商品分野でよくある疑問かもしれません。接客や問い合わせでも同じ質問が来るか、社内の情報と照らし合わせます。
一方、競合でよく見られる題材でも、自社に関係が薄いなら優先しません。大型家具の組み立て動画が見られていても、自社が小型の収納ケースを売る会社なら、そのまま撮る理由はありません。お客様が何に迷い、何を見て判断しているかを参考にします。
自社の動画には、商品のサイズ、購入後の使い方、販売地域、お店の利用方法などを載せます。他社と違う演出を考えるより、お客様が商品を選ぶために必要な説明を増やしましょう。
自社の商品で撮影できるか確かめる
テーマが似ていても、他社の言葉、映像、比較結果をそのまま使う必要はありません。自社の商品で、疑問、実演、説明、リンク先のページを組み立てます。
たとえば「この箱に何が入る?」という題材なら、入れる物を自社のお客様が使う物に変え、容量を実物で確認します。結論が違えば、台本も変わります。競合の動画を使わないと説明できない企画なら、素材と調査が不足していないか見直してください。
調べた動画のURLは社内の調査記録として残します。自社の投稿では、自分たちが撮った映像と確認した情報を使いましょう。
人気投稿と通常の投稿を見て、条件の違いを残す
一本だけ多く再生された動画を、その会社の通常の成果と扱わないようにします。近い時期の投稿も見て、同じテーマが続いているか、どんな内容が普段から見られているかを記録します。
人気投稿と新しい投稿を比べる場合は、公開からの日数を残します。広告や他媒体での紹介があったか分からない場合は、その条件を未確認と書きます。外から見える再生数だけで、問い合わせや売上の多さは分かりません。
調査で疑問を見つけたら、自社の接客でも受けている質問かを確認します。例えば施術メニューの選び方なら、候補のメニューと仕上がりを美容師が説明できるか、予約先に同じメニュー名があるかを調べます。他社の撮り方を参考にする前に、自社の商品情報と、撮影するものを用意してください。
調査が終わったら、3本だけ企画にする
調査表を作り続けても、投稿は増えません。次の三条件に合う題材を選び、まず3本を作ります。
- 接客や営業でも聞かれ、自社のお客様に関係する疑問である。
- 商品や仕事の映像で、実際に答えられる。
- 詳しい情報と購入・相談のリンク先のページがある。
公開後は、想定した質問が来るか、どこまで見られるかを確かめます。企画を作った時点で予想していた反応と、投稿後の視聴数や実際に届いた質問を分けて記録してください。シリーズとして続ける方法は、会社の発信を続ける方法でも紹介しています。
FUJIXIAに、他社の調査と動画の企画を相談する
競合を見ても、何を取り入れるか決まらない場合は、お客様の疑問と撮影できる素材を並べてみましょう。FUJIXIAは、企業の商品や仕事に合う企画を考え、撮影・編集・運用を支援します。
お問い合わせフォームから、商品URLと参考にしているアカウントをお知らせください。自社の商品や仕事で何を撮れるか、どの質問に答えられるかを確認し、企画と制作の進め方を整理します。
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